獅子吼～文献（酒呑童子関連古文献）

（注）ここに上げている文献は、私の蔵書ではなく、色んな書籍の中で引用・参照されている古い文献資料について、覚え書きとして纏めた一覧表です。
No.	書名	体裁	所蔵	備考
1	御伽草子『伊吹童子』	絵巻 3巻	東洋大学	岩波文庫版『続お伽草子』所収。
2	御伽草子『しゆてん童子』渋川板
3	『大江山絵詞』香取本	上下 2巻2軸	逸翁美術館	最古。南北朝頃？『続日本絵巻物集成』第 1巻・『室町時代物語大成』第 3所収。
4	謡曲『大江山』			室町時代。酒呑童子への思い入れ強い。作者＝世阿弥・宮増の２説あり（『能本作者註文』・『二百十番謡目録』）。
5	御伽草子諸本			室町時代の絵草子の形態を伴う。謡曲『大江山』を元に書かれ、酒呑童子への思い入れの発想を継承。
6	『酒典童子』		麻生太賀吉
7	『しゆてんどうじ』	3冊　土佐絵本	大東急文庫	伊吹山系酒呑童子。『室町時代物語』4（古典文庫）・『室町時代物語大成』第2所収。
8	『酒顛童子絵詞』岩瀬文庫蔵本	絵巻全 5巻		伊吹山系酒呑童子。
9	『酒典童子』赤木文庫旧蔵本	奈良絵本巻子仕立8軸		伊吹山系酒呑童子。『室町時代物語大成』第 2所収。
10	『大江山しゅてん童子』	絵巻	慶応義塾大学図書館
11	『本朝神社考』林道春
12	『源平盛衰記』巻44、神鏡神璽都入並三種宝剣事
13	『三国伝記』	全12巻		(1407)
14	『北条九代記』巻 2、柏原弥三郎逐電章	全12巻		延宝 3(1677)
15	『大日本史料』
16	『明月記』
17	『吾妻鏡』巻16、17
18	『江源武鑑』	全18巻		明暦2
19	仮名草子『日本二十四季考』第14、山口秋道事項			寛文5
20	『伊吹童子』	絵巻 3巻	大英博物館	新日本古典文学体系『室町物語集　上』所収。
21	謡曲『土蜘蛛』
22	『太平記』
23	『前太平記』巻20、酒顛童子退治事			元和元(1681)
24	古浄瑠璃『清原右大将』			延宝 4(1678)
25	『近江蒲生郡志』巻 2、第 2編第 4章佐々木信綱
26	『近江伊香郡志』下巻、第 9章社寺編『湖路名跡志』
27	『続群書類従』系図部、佐々木系図
28	『伊吹どうじ』	絵巻1 （上巻部分欠）	国会図書館
29	御伽草子『弁慶物語』慶安 4版	写本	京大国文研究室
30	御伽草子『自剃り弁慶』
31	御伽草子『橋弁慶』
32	『役行者顛末秘蔵記』			『日本大蔵経』修験道章疏 3所収。
33	『曽我物語』妙本寺巻2
34	『伊吹山絵詞』龍谷大学叢書本	1冊		伊吹山系酒呑童子。寛永頃写本。
35	『本朝通記』前編巻23、大江山伝説			元禄11
36	『近江名所図絵』第 4、伊吹山部			文化11
37	『役行者本記』小角経歴分第4
38	『蟹山伏』			朝日古典全書『狂言集』所収。
39	『義経記』田中本巻3
40	『徒然慰草』			柳田国男『山の人生』「鬼の子の里にも生れし事」所収。
41	『東山往来』			同上
42	『奇異雑談集』巻 2の6
43	古浄瑠璃『酒典童子若辻』
44	『小式部』			『古典文庫』所収。
45	『庭訓往来』古注、蓬左文庫蔵写本
46	『酒呑童子退治由来記』		京都府中郡大宮町三重・岩屋寺	弘化 2
47	浄瑠璃『しゆ天どうじ』大東急文庫蔵本『金平浄瑠璃正本集』第 1、P.439
48	『酒天童子絵詞』名波本	絵巻全 3巻3	静岡県榛原郡相良町・名波家	近世中期以降の書写？
49	浄瑠璃正本『大ゑやま　しゆてん童子』最終段 5段目		東北大図書館	寛文3
50	浄瑠璃正本『しゆ天童子』最終段 6段目		東洋文庫	寛文3
51	仮名草子『お伽物語』巻 4の3	全 5巻		延宝6
52	『多田満仲五代記』巻6	全10巻10冊		元禄4
53	浄瑠璃『いぶき山』1段目			延宝頃？
54	『多田満仲五代記』巻 5、伊吹山酒天童子事	全10巻10冊		元禄4
55	『前太平記』巻21　伊吹山凶俗被滅事			元和元　(1681)
56	『酒呑童子物語絵詞』陽明文庫古文書断簡	1冊、３の写本		明応 4(1495)・永正4(1507)の具注暦裏に記述、近衛尚通筆？
57	『日本古今人物史』巻 1、武将部、源頼光伝			寛文9
58	『日本百将伝抄』巻 1 源頼光			寛文7
59	『酒呑童子』古法眼本			伊吹山系酒呑童子
60	『酒呑童子』松平文庫本	1冊、８と同文、59の写本		伊吹山系酒呑童子、近世初期
61	近松浄瑠璃『酒呑童子枕言葉』第 4、頼光山入
62	『酒呑童子』曼殊院本	絵巻3巻 3軸
63	『大江山絵詞』香取本断簡		逸翁美術館	室町中葉頃迄？
64	『しゆ天どうじ』龍門文庫	奈良絵本横本 3冊、34と同系
65	『源頼光一代記』巻5
66	『前太平記』巻19丹波目代立早馬事付頼光朝臣進発事			元和元(1681)
67	『広益俗説弁』平沢長秀
68	『尊卑分脈』
69	『今昔物語』巻25「藤原保昌朝臣盗人袴垂に値(あ) へること」
70	『今昔物語』巻27「頼光の郎等、平季武、産女に値ふこと」
71	『小右記』
72	『酒顛童子絵巻』		越後国上寺寺宝