大日如来(奈良・円成寺)

柳生街道を辿って行くと、山中にあるのが円成寺。この大日如来見たさに5時間かかって山を登って行き、寺に着いた時は死にそうでした。後でバスが何本も通っていると知って呆然としましたが。

大日如来は密教における最高の如来(悟りを得た者、仏陀と同義語)で、宝冠瓔珞(ようらく)(首飾り)・環釧(かんせん)(腕輪)・天衣などを付けているのが特徴。

この大日如来は、胸の前で左の拳の人差し指を、右の拳で握っています。これを「智拳印(ちけんいん)」と言います。漫画なんかで忍者が術を使うときに結ぶのもこの印です。印の結び方は仏像によって違います。持ち物や衣などについても細かい規定があり、「儀規(ぎき)」(字が違ってるかも・・・うろ覚えで済みません)という規定書に従って仏像は造られています。

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