天部(奈良・東大寺)

東大寺の中門にある仁王像の足元で、仁王像を支えているのがこの像。顔の両脇に仁王像の脚が見えています。普通、四天王像などの足元には餓鬼が踏みしめられているのですが、これは綺麗な天部が支えているので驚きました。

天部」と言うのは、仏教が成立する前から信仰されていたバラモン教や、民間信仰の神々が、仏教に採り入れられ、仏教や仏教的世界を護る神々となったものです。「帝釈天」「梵天」「技芸天」「四天王」「十二神将」などがそれに当たります。この像が何という名の天部なのかは勉強不足で判りません、ごめんなさい。

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