亜霊
「血潮」

ここ十数年程の間、他人に対して面と向かって切れた事の無い私。しかし流石に今日は腹に据えかねた事があり、それでもギリギリの処で我慢したのですが、時間が経つにつれて膨れ上がる憤怒の感情の持って行き場が無かったので、代わりにこいつに切れて貰いました。
全身の血が逆流して毛穴から吹き出す程の修羅の形相、と言った処でしょうか・・・御覧になってビックリされた方や不快になられた方がいらっしゃったら済みません。
これも昔の落描きです。これを描いた時、何に対してこんなに怒っていたのかは忘れてしまいましたが。

・・・ 何でもかんでもすぐに切れてしまうのは愚かな事だけれど、本当に激怒せねばならない時にまで、変にいい子ぶって黙って引き下がるのも、結局は逃げているだ けで卑怯な事のような気がする。もう少し頭を冷やして、感情に任せて怒鳴り散らさずに済むようになってから、言うべき事はハッキリ言わないと・・・。言わ ずにいて取り返しのつかなくなる前に。

・・・その為にも、もっと強くならなければ。今の私は余りに弱すぎる。

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