酒呑童子
「遠雷」

酒呑童子

心の彼方でする雷鳴。
赤く湿った風が来る。
辺りに満ちるは血の飛沫。
髪は乱れて蜘蛛の糸。
誰を絡めて獲るを待つ?



・・・あえて黒い処を作らずに輪郭を強調したら、何だか塗り絵用の絵みたいになってしまいました。心が乱れていると、こういうバサバサなびく髪とか、無闇 やたらと破れ絡まる衣をどうも描きたくなるようです。・・・って書いたらきっと、「心理状態に関係なく、普段からあんたは服が破れてあちこち身体が覗いて 見えるのが大好きじゃないか」と友人に突っ込まれるだろうな・・・。

鬼に絡め獲られるものなら捕らわれてみたいけど。

ホームへ